Interviews
ただの作業仕事ではなく、自分で頭を使って考えながら仕事を進める楽しさがある。
冨士鍍金工業所を選んだ理由
以前は営業職に就いていましたが、将来を考えた時に地元で生活基盤を築こうと思い立ちました。
元々、工業系の仕事には興味があったのですが、中でもメッキをかける仕事に強く興味を惹かれました。
メッキをかけると聞いて、実際の処理の仕方や、どんなふうに作業をしているかを思い浮かべる事ができる人はそう多く無いと思います。
実際に僕も、まったく何も知らない状態でしたが新しいことに挑戦してみようと思い、この会社に飛び込んでみました。
また、入社前に体験として1日作業をさせて頂いたのですが、目まぐるしく人や機械が動いているのを見ました。
コロナが落ち着きつつあった時期ではありましたが、仕事がある忙しさと、そのありがたさを感じ、入社を決意しました。
業務内容について
入社当初は、メッキがかかったものを綺麗に拭いて、梱包するといった作業をしていました。
僕が所属している部署では、小指の爪ほどの小さな製品から、人の高さほどもある大きな板まで扱っています。
そのため、それぞれを適した方法で梱包、出荷する必要があります。
また、最近では実際に機械を操作してのメッキがけや、製品を治具にかけていく作業も任せて頂けるようになりました。
ライン自体はこの3つの、製品を治具にかける、機械操作で実際にメッキをつける、梱包・出荷という流れです。
加えて、メッキがかかって溶液の槽から出てきたものにエアーをかけたり、乾燥機で水気を飛ばしたり、ベーキングという工程で製品へのメッキの定着度を上げたり、いくつもの手がかけられています。
仕事のやりがい
一言に鍍金をかけると言っても、多くの製品に触れる中で、その特徴は様々です。
製品を治具にかけようと思えば、エアポケットと呼ばれる、液の中で空気が入りメッキがつかなくなる部分を、無くすように考える必要があります。
機械操作は手動でおこなっていますが、溶液につける時間、順番、温度等、製品によっても大きく変わるものがあります。
また他のラインと協力してメッキをかけることもあります。
各会社の製品の特徴に合わせた処理をしていくのは、大変ながらも、考える楽しさや自分でそれを実行していく楽しさがあります。
どの工程も、基礎を経験の中で学んだ上で、自分なりに作業を進めていく事ができるので、ゆっくり慣れていく、ということができるかと思います。
冨士鍍金工業所のここが良い
入社して1番に感じたのは、仕事が無くならない、ということです。
コロナ禍で業務量が大幅に減ったという話も聞く中で、この会社は安定性があるように感じました。
そして自分の頑張りを、いろんな方が見ていてくれるので、より張り切り甲斐があります。
また、作業がある程度できるようになってくると、自分なりに考えて工程を進める楽しさも味わえるという点があります。
人間関係の面でも、通常他の部署の方との交流はなかなか持ちにくいイメージですが、前述したように、他部署と協力してメッキをかけたり、別の部署の工程が絡んだりと、関わりがあります。
そのため、ラインは違いますが、冨士鍍金工業所として1つのチームのように感じています。